かーずSP的『このマンガがすごい！2013』

今年もランキングに協力させていただきました。 実際のランキング結果や、あの著名人がどういうマンガをイチオシしているのかは読んでみてください。１コイン（五百円）と安いので（ステマ乙！） 自分の選んだマンガについて補足なりを。最初にお伝えしておくと、面白いと思ったマンガはいっぱいあったんです！　その中でも、一度選んだものは除外、メジャーすぎるものも除外（他の人が推すだろうから）ということで。 そして僕の中のテーマとして、今回はギャグ系、笑えるものを多めに選びました。3.11の震災以降、いやそれ以前からですけど、日本に漂う閉塞感がなんか心地悪くて、でもそんな時だからこそ、元気と勇気をくれる漫画＝エンターテインメントが必要なんじゃないかと思うわけです。 一位のマンガ家さんとアシスタントさんとは、エッチなネタを扱いつつもからっと爽やか変態さん！みたいな明るい下ネタが大好きで、主人公の愛徒勇気君に非常に好感が持てますよね。 また、ヒロユキ先生の描かれてる女の子たちがみんな可愛く、ロリから美少女まで（あれ？狭い？）、編集長とか大好きです。 二位はアイドルマスター2 The world is all one!!　１巻はAmazonにないので２巻を。これ、アイマスファンならずともめちゃくちゃ面白いと思うんです！　黒井社長のスパイとして、765プロのプロデューサーとして入社した主人公が春香たちに影響されて、自分に出来る応援をする。 しかし黒井社長からは足を引っ張るような指令が次々とやってきて板挟みになるというドラマ。 絵柄もいわゆるアニメ版のタッチを踏襲していてアニメだけ観ている方もすんなり入り込めるし、コマ割りも見事。 三位は、AKB49 恋愛禁止条例　AKBだって！？女装だって！？……などと色物だと思っていた自分を殴りたい！　努力、友情、勝利というジャンプ的な王道の少年漫画ですよこれは！　主人公たちのがんばりが周囲を動かし、窮地に陥った状況を逆転するというカタルシスの連続がすばらしい。 四位のGAN☆KON　神様とのラブコメ？もありつつ、実は王道な熱い少年バトル漫画に萌えて燃える！イサナのかわいさはこの表紙を見ればおわかりですが、巨大なごっつい神様の姿にも変わってしまうおかしさもあり。ギャグの濃度も濃くて、必要以上にまじめなシーンばかりで疲れないのもポイント。ツンツンデレデレ二人の関係に、メガネッ子も加わって……続きが読みたくなる事間違いなしです。 五位は、ディーふらぐ!　まさにこの不条理ギャグ、コミックアライブのうすた京介！ｗ　と言わしめるくらいゲラゲラ笑わせてもらってます。ギャグ漫画ってテンポが難しくて、たぶんこれって技術よりも才能なんだろうなって思うんですけど、元ヤンキーの主人公・堅次のツッコむ間合いが絶妙なんですよね。こちらの予想を少しズラしてる。 ゲー研の女子部員たちもくせ者揃いで魅力的。 ただ、うすた京介先生を例に出しましたけど、こちらもシュールなので合う合わないはあると思います。僕はジャストミート！ 選外というか、オンナ編でエントリされていた百合男子 第1巻 我思う、ゆえに百合あり。も選出させていただきました。 主人公の百合を愛する啓介は、自分が男であることに苦悩しながらもクラスメイトの女生徒に百合妄想を抱くというアンビバレンツな葛藤を描いた純文学（？） そのどこへも行き場のない妄想が周囲を巻き込み、とんでもない結末へと誘う（だいたい、啓介のメガネが叩き割れる） 百合好きな男子ならばあるあるとうなずくシーンも多々あり、ネットで有名になったあの論争 虹色サーチ 我思う、ゆえに百合あり。　「百合男子」1巻 もあったりしておもしろい。 しかし後書きを読むと、作者の倉田嘘先生はガチでこういう悩みを抱えておられているようで、極めて真剣なんですよね。 大まじめなところがおかしさを醸し出しているというのが『へうげもの』にありましたけど、こちらの作品もそういう事なんじゃないでしょうか。 なんにせよ「百合ーダー啓介の名言集」は金言格言そろいなので、マストバイな漫画だと思います。